「些細なことも自分の強み」
自信のなかった私が挑戦できたこと

松田 真帆さん/イラストレーター

講座に参加された理由をお聞かせください。

講座を受ける前は別の仕事をしていましたが、時間どおりに帰れない日も多い状況でした。
うちには子どもが2人いて、幼稚園や習い事の送り迎えをする関係で時間に制限があったので、定時の14時に帰れないことが少し大変でした。
何より、小学校に上がったばかりの子どもは早く帰ってくる日も多くあります。預け先もないなか留守番させることは、新生活を送る子どもの負担になりそうで、仕事を続けるのが難しいなと思っていたんです。
ちょうどそのとき、高校時代からの友人に「静岡でこんな講座が始まるらしいよ」としずワークの存在を教えてもらい、興味を持って参加しました。

実際に参加してみていかがでしたか?

Zoomもメタバースも初めて扱ったので、「こんな無知な私でもできるのかな?」とドキドキでした。
また、在宅で仕事をするとなると、「自分にすごくスキルがないとお仕事が回ってこないんじゃないかな」といった不安もありました。
でも講座の雰囲気がやわらかく話しやすい感じだったので、安心して受けられました。
講師の方に、「最初は分からなくても、自分から調べたりして学んでいけば大丈夫だよ」「いろんな経験や要素が自分の価値やスキルになるよ」って言ってもらえたのが嬉しかったですね。
前向きに捉えて、「何か挑戦しようかな」という気にさせてもらえました。

実際にオンラインで働いてみた感想を教えてください。

今はLancersで、イラストコンペの応募や、簡単な作業をこなすタスクを中心に取り組んでいます。
コンペに応募するときは緊張しますが、応募できただけでも達成感があります。
絵が好きなので選ばれたら嬉しいし、もしダメでも選ばれた人はすごいな、勉強になるな、と思います。

何もやっていなかったときより目標がある感じがしますし、絵を描くのも、目的があって描くので楽しいですね。
他にもライティングとか、まだやったことのないお仕事にも挑戦したいなと思っています。
あとは、パソコンがあればどこでも働けるのは魅力的です。
テレワークができないお仕事だと休みがとりづらかったですが、この働き方ならそれができるし、遠方の実家にも帰りやすくなりそうで嬉しいです。

講座を受ける前と後で変化はありましたか?

講座を受ける前は自分のスキルに対して自信が持てず、自分をアマチュアのように思っていました。
でも講座中に「自分がスキルだと思っていなくても、そのユニークなところが価値になる」と聞いて、自分のイラストも価値があるかもしれないと思えるようになりました。
全体を通して前向きなことをたくさん言ってもらえたし、周りの受講生にも前向きな人が多くて、それに引っ張られているうちに自分の自信につながっていきました。

また、お仕事を受注するにあたって実績があるといいなと思って、気になっていたLINEスタンプを作りました。
講座を受けていくうちに、自分の実績を作ってアピールしないといけないな、何からやろうと考えたときに「そうだ、LINEスタンプ作ってみよう」と思ったのです。
新しい一歩を踏み出せるきっかけをもらったなと感じます。

今後の目標と、受講を考えている方へメッセージをお願いします。

普段、学校のボランティアなどにも関わっているのですが、ママさんの力ってすごいなといつも実感するんです。
すごく協力的だったり、「これをやってほしい」って言ったら効率よく終わらせられたり。
ママさんたちの眠れる才能っていっぱいあるなと思う一方で、「自分にはスキルや経験がないから…」「働きたいけど限られた時間しかない…」という人も身近にたくさんいます。
そういう、講座を受ける前の私と同じような人たちに、「些細なことでも自分の強みやスキルになっているんだよ」って気付いてもらえたらいいなと思います。
私にとって講座を勧めてくれた友人のように、「こういうのがあるよ」っておすすめしたり、教えてあげられる人になりたいです。

本吉ふみかランサーズプロフィール
2021年度に開催された「市原市新しい働き方講座」の第一期受講生。同地域の2022年度、2023年度の地域ディレクターとして講座運営に携わる。ライター・塾講師として活動するかたわら、受講生が集まった地域コミュニティ「ICHIHARAISE(イチハライズ)」の運営にも挑戦中。
PAGETOP